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2013年12月21日

八甲田山 死の彷徨:新田次郎

大学生の時、組織論だかリーダー論だかの授業で映画を見た。

当時は発狂しながら死んでいく演技が凄いなぁ、高倉健若いなぁ位しか感想を持ちませんでしたが。


「八甲田山 死の彷徨」 新田次郎
「八甲田山 死の彷徨」 新田次郎


本で読んでみると、冬山の壮絶さが映像よりも迫力を持って伝わります。

権威をはき違えたリーダー、無能な権力者の誤ったリーダーシップが引き起こす悲劇。

いつの時代も犠牲になるのは下の者。

ミスの責任を取らずにすむ者と、彼らを助けるために倒れていく者。

官僚的な人間のやる事なんて、時代や組織が変わってもそう変わらない。


山好きの方だけでなく、管理職の方にもおススメ。


とにかく面白いです。


「八甲田山 死の彷徨」 新田次郎
「八甲田山 死の彷徨」
新田次郎







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Posted by U1 at 08:00│Comments(0)小説
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