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2014年09月21日

テント場紹介

■テント場紹介

僕が実際にテント泊した時に利用したテント場を紹介します。

※随時更新しています。

テント場紹介


■涸沢


【張数】約500張
【幕営料】1人1,000円
【水場】給水施設
【トイレ】水洗トイレあり
【地面】岩・石・砂などペグが刺さりにくい
【その他】テント・シュラフ・コンパネなどのレンタルあり
【サイト】涸沢ヒュッテ

言わずと知れた北アルプスで1、2を争う人気のテント場。
穂高連峰に囲まれたロケーション、人は多いが閉塞感は皆無。
トイレは多いが、トップシーズンは長蛇の列になる事も。
小屋が近く、買い物に便利、受付はテント場内の受付小屋で。
朝日に染まる穂高連峰は一見の価値あり。

涸沢に行った時の模様はこちら>>>


■雲ノ平


【張数】約50張
【幕営料】1人800円
【水場】給水施設
【トイレ】バイオ
【地面】岩・石・砂など。雨だと水の通り道になる所も多いので注意
【サイト】雲ノ平山荘

「日本最後の秘境」雲ノ平のテント場。
目の前には黒部五郎岳がそびえ、お花畑や池塘など雰囲気が良い。
受け付けは小屋で、テント場まで歩いて約20分と遠いので買い物はあらかじめしておく。
水場の水がスゴく美味しい。
2日かけて行く価値あり。

雲ノ平に行った時の模様はこちら>>>


■蝶ヶ岳


【張数】約30張
【幕営料】1人700円
【水場】小屋で200円/1リットル
【トイレ】あり(男女別)
【地面】石・砂など。
【サイト】蝶ヶ岳ヒュッテ

西に槍穂、北に表銀座、東に安曇野の街を見下ろすグッドロケーション。
受け付けは小屋で、テント場から近く買い物に便利。
山頂まで約2分と近い。
稜線上にあるため、強風には注意。
槍穂の大パノラマ、安曇野の夜景、ご来光、モルゲンロートと感動的なテント場。

蝶ヶ岳に行った時の模様はこちら>>>


■白馬大池


【張数】約30張
【幕営料】1人700円
【水場】給水施設
【トイレ】あり
【地面】砂・細かい石など
【サイト】白馬大池山荘

標高2,380m、白馬大池の畔に広がる本当に気持ちの良いテント場。
受け付けは小屋で、テント場から近く買い物に便利。
地面はフラットで砂地なので寝心地が良い。
ここでゆっくり1泊して白馬岳山頂を目指すのがおススメ。
何度も泊まりたくなる程快適なテント場。初心者の方にも◎

白馬岳に行った時の模様はこちら>>>


■白山(南竜ヶ馬場野営場)



【張数】約100張
【幕営料】1人300円
【水場】給水施設
【トイレ】あり(男女別)
【地面】石・砂など
【その他】テント・シュラフ・コンパネなどのレンタルあり
【サイト】南竜山荘

お花畑や池塘、山々に囲まれた素晴らしい景色が広がるテント場。
受け付けは小屋で、テント場まで歩いて約10分あるが、シーズン中は売店がテント場にできるため便利。
山頂まで約2時間はかかるので、ご来光を見たい場合は早く出発しなければならない。
立派な炊事棟があり、平坦な所が多いのでテント泊初心者にもおススメ。
幕営料が安いのも◎

白山に行った時の模様はこちら>>>



■燕岳


【張数】約30張
【幕営料】1人700円
【水場】小屋で200円/1リットル
【トイレ】あり
【地面】土・砂など
【サイト】燕山荘

燕岳山頂まで約30分。燕山荘前にあるテント場。
受け付けは小屋で、テント場から近く買い物に便利。
燕岳の稜線や安曇野の街が見えるグッドロケーション。
地面が平坦に整備されているので快適。
シーズン中はお昼前にはいっぱいになる程の人気ぶり。

燕岳に行った時の模様はこちら>>>


■阿曽原温泉



【張数】約30張
【幕営料】1人700円
【水場】給水施設
【トイレ】水洗トイレ(男女同じ)
【地面】石・砂など
【その他】入浴料500円
【サイト】阿曽原温泉小屋

黒部渓谷の下ノ廊下にあるテント場。
受け付けは小屋で、テント場から近く買い物に便利。
露天風呂はテント場から約5分。
山々に囲まれた静かな温泉に浸かるのは至福のひと時。
紅葉シーズンの週末は混むとの事。

阿曽原温泉に行った時の模様はこちら>>>


■薬師峠




【張数】約100張
【幕営料】1人700円
【水場】給水施設
【トイレ】バイオ
【地面】石・砂など
【サイト】太郎平小屋

雲ノ平や薬師岳への起点になるテント場。
太郎平小屋からは約20分歩くが、受け付けはテント場内の出張所ででき、買い物もできるので便利。
水が豊富で水場の水は出っ放し、冷たくて美味しい。
トイレもとてもキレイなので女性も安心。
傾斜地なので平らな所が少なく、寝てる時マットから何度もずり落ちました。

雲ノ平に行った時の模様はこちら>>>


■白馬岳



【張数】約100張
【幕営料】1人700円+トイレ・水場利用料300円
【水場】給水施設
【トイレ】あり(男女別)
【地面】岩・石・砂など。
【サイト】白馬岳頂上宿舎

白馬岳山頂から約30分下った所にあるテント場。
受け付けはテントサイト無いにある受付所で。ビールやジュースもここで買えて便利。
トイレ・水場もテント場内にあるので◎
窪地にあるため、眺望は無いが、5分ほど登れば稜線に出る。剱岳の眺めが良い。
地面は岩・石だらけなので、テントを張る前に整地を良くする必要がある。


白馬岳に行った時の模様はこちら>>>




日本アルプスにある全95ヶ所のテント場完全ガイドです。

キャンプしてみたいテント場を見つけるも良し、自分の泊まったテント場を見て思い出に耽るも良し。

テント場の情報が良くまとめられていて大変参考になります。


「ワンダーフォーゲル 2014年8月号 日本アルプス テント場案内」
926円+税
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2014年09月20日

阿曽原温泉・欅平ピストン・1泊2日テント泊

■阿曽原温泉・欅平ピストン・1泊2日テント泊


【 日程 】
・2014年09月13日~14日
・1泊2日 テント泊


1日目:黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」~「欅平駅」水平歩道で阿曽原温泉へ
2日目:阿曽原温泉から欅平~宇奈月温泉


【 天気 】
13日:晴れのち曇り
14日:晴れ


【1日目】
山が1年で1番混むと思われる、秋の3連休。

静かな山へ行きたくて、選んだのは阿曽原温泉。

紅葉シーズンを外せば、それ程人もいないんじゃないかと。

ピークを踏まない山の旅へ、テントを担いで行ってきました。



▼まずは宇奈月からトロッコに乗って欅平まで。片道1,710円。
阿曽原温泉テント泊
トイレを済ませ、始発に乗って出発します。

時刻表はこちらで確認


▼1番安い窓無し車両に乗ったら寒かった…。
阿曽原温泉テント泊
ダウンを着て、手袋しました。

欅平までトロッコで約80分。

すっかり体が冷えてしまいました…。

▼欅平に到着。
阿曽原温泉テント泊
建物の横から登ります。


▼観光客をしり目に、準備を整えて山へ出発。
阿曽原温泉テント泊


▼いきなりの急登。
阿曽原温泉テント泊
約300mを一気に登ります。


▼階段も何カ所かありました。
阿曽原温泉テント泊


▼だいぶ標高を稼いだ。
阿曽原温泉テント泊


▼登り始める事、約1時間
阿曽原温泉テント泊
いよいよ水平歩道の始まり。

ここから阿曽原まで約10㎞。

先は長い…。


▼旅の安全をお願いしました。
阿曽原温泉テント泊


▼さあ、慎重に行きましょう。
阿曽原温泉テント泊


▼頭をぶつけないように注意しながら。
阿曽原温泉テント泊
この後ずっとヘルメットをかぶって歩きました。


▼トンネルも何カ所かありました。
阿曽原温泉テント泊
蜆谷の短いトンネル。


▼ワイヤーにつかまりながら歩けば大丈夫。
阿曽原温泉テント泊


▼振り返って見る。
阿曽原温泉テント泊
凄い所を歩いてます。


▼はるか下に黒部川。
阿曽原温泉テント泊


▼ちょっと色づき始めた木々。
阿曽原温泉テント泊
その向こうに見える水平歩道。


▼どこまでも続く水平歩道。
阿曽原温泉テント泊


▼志合谷に到着。
阿曽原温泉テント泊
残雪がたくさん。


▼裏側にあるトンネルを通って行きます。
阿曽原温泉テント泊
このトンネルは約150mあります。

天井も低いので、注意して歩きましょう。

ヘッデンは必携です。


▼中は真っ暗で足元はグチャグチャ。
阿曽原温泉テント泊
探検してるみたいで楽しい。


▼しばらく進むと大太鼓の展望スポットが。
阿曽原温泉テント泊
まだ半分も来て無い事に愕然…。


▼圧倒的な迫力の大太鼓。
阿曽原温泉テント泊


▼慣れてくると恐怖心も薄くなってくる。
阿曽原温泉テント泊
押すなよっ!

絶対に押すなよっ!


▼足元はこんな感じ。
阿曽原温泉テント泊


▼危険な事に変わりはありません。
阿曽原温泉テント泊
気を引き締めて歩きましょう。


▼折尾ノ滝に到着。
阿曽原温泉テント泊


▼キンキンに冷えた滝の水で水分補給。
阿曽原温泉テント泊


▼阿曽原温泉小屋が見えてきました。
阿曽原温泉テント泊
水平歩道が終わったらグングン下って行きます。


▼長いハシゴもあります。
阿曽原温泉テント泊


▼橋を渡ったら…。
阿曽原温泉テント泊


▼阿曽原温泉のキャンプ場に到着。
阿曽原温泉テント泊


▼まずは小屋で受け付け。
阿曽原温泉テント泊
こじんまりした、趣のある小屋です。

テント白は1人1泊700円。

入浴料は500円。


▼お風呂は時間制。
阿曽原温泉テント泊
20時以降は混浴になります。


▼テントを張ったらお風呂へゴー。
阿曽原温泉テント泊
お風呂はテント場の下にあります。


▼なかなかの悪路を約5分歩く事になります。
阿曽原温泉テント泊


▼やっと着いたぜ、阿曽原温泉。
阿曽原温泉テント泊
囲い無し。

洗い場無し。

脱衣所無し。


▼極楽、極楽。
阿曽原温泉テント泊
疲れが吹き飛ぶ。

熱いお湯と冷たい水をホースで引き込んでいるので、ちょうど良い湯加減の所でポジションを取りましょう。

山と静寂に囲まれて、最高のロケーション。

やさしいお湯でずっと入ってられそうでした。


風呂からあがったら、小屋でビールを買って食事にしましょう。


▼まずは焼肉で乾杯っ!
阿曽原温泉テント泊
湯上りにビールと肉。

このロケーション。

もう最高だっ!


▼次は最近のお気に入り、ホルモン炒め。
阿曽原温泉テント泊
ビールが止まらないっ!


▼続いて豚肉ともやし炒め。
阿曽原温泉テント泊

このあと鍋を食ったが写真を撮り忘れた…。


食後にもう1回風呂に入ろうと思っていたが、雨が降ってきたのでおとなしく寝る事にする。

20時就寝。

お休みなさいzzz。


【2日目】

▼夜に降った雨もあがり、快晴の朝。
阿曽原温泉テント泊
テントは結露と朝露でビチャビチャ。


▼テントを乾かしている間に風呂に入る。
阿曽原温泉テント泊
テント場でのこののんびりした時間が良い。


▼昨夜の鍋の残りを使ったラーメン。
阿曽原温泉テント泊
しっかりエネルギーを補給して出発。


▼再び欅平へ向けて出発。
阿曽原温泉テント泊
紅葉シーズンはいっぱいになるというテント場も、今回は約10張と静かでした。

山小屋のオジサンが「紅葉を見に来い」と言うので、いつか紅葉を見に来たいなぁ。


【メモ】
水平歩道は幅1m弱、川からの高さ約400メートルにつけられた道です。

絶対安全と言う事は無いでしょうが、気をつけて緊張感を持って歩けば大丈夫です。

危険個所にはワイヤーが付いてます。

とっさの時にワイヤーをつかめるように、ストックは使わない方が良い気がします。

使うなら谷側の手で1本が良いかもしれません。

僕は今回使いませんでした。

雨で道が濡れていると滑りやすく危険だと思います。

行くなら晴れた日が良いと思います。


途中トンネルがあるのでヘッデンは必携です。

トンネル内は真っ暗で足元が悪いので注意が必要です。

靴がドロドロになります。

真っ暗なトンネルは1人だとちょっと気味が悪いかも。


ルート上にトイレはありません。

水平歩道上は身を隠して用を足す事も難しいので、欅平で済ませておきましょう。


本によってはコースタイムが4時間のものもありましたが、ちょっと無理ではないかと思います。

僕は約6時間(休憩含む)かかっています。

帰りに昼過ぎに欅平から入ってくる登山者がいました。

阿曽原に着く頃には真っ暗でしょう。

暗くなると水平歩道は危険だと思います。

水平移動が主なので、行きも帰りもそれ程変わりませんでした。

帰りのトロッコの時間を確認しておきましょう。



【温泉】
下山後はふれあい温泉へ。

入浴料:470円
コインロッカー:無料


【データ】
●トロッコ
宇奈月~欅平 往復3,420円

●テント代
1日大人700円×1日=700円
入浴料:500円

黒部峡谷鉄道に関する最新の情報はこちらで確認して下さい。

阿曽原温泉小屋に関する最新の情報はこちらで確認して下さい。




  


2014年09月10日

山めし:タイカレー焼きそば~手間なし・簡単・おいしい山めしレシピ

■タイカレー焼きそば~手間なし・簡単・おいしい山めしレシピ


白馬岳でテント泊した時に作った超かんたん! タイカレー焼きそば。
山めし


【材料】
・日清の焼きそば
いなばのチキンとタイカレーイエロー




【道具】
「アルパインクッカー 14+16パンセット」モンベル(montbell)
「153ウルトラバーナー」イワタニプリムス
「クレハ キチントさん フライパン用ホイルシート」


【作り方】
フライパンにお湯を沸かし、普通に日清の焼きそばを作る要領で麺を投入。

麺がほぐれ、水分が無くなってきたら、イナバのチキンとタイカレーイエローをどさっと投入。
山めし


良くかき混ぜて、付属の青のりを散らせば、はい完成!

山めし


超かんたん!


スパイシーな香りが辺りに漂って食欲をそそります。

麺にタイカレーのまろやかな辛みが絡まって、何とも言えないうまさ。

ビールにももちろん合います。


【メモ】
いなばのタイカレーは完成された味なので、味は保証付き。

缶詰めの重さは山に持って行くには若干気になるが、美味い物を食べるためには仕方がない。

フライパンで焼きそばを作ると、麺がこびり付いて後片付けが面倒になりがちですが、フライパン用シートを使えば後片付けも楽チン。


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